ダイフロイル

酸素に対する安定性

ダイフロイルは高温高圧下の酸素と触れた場合にでも反応したり、燃えたりすることはありません。
※ただし、酸素関係の用途の場合には可燃性の有機物の混入を避けるために、あらかじめ不燃性溶剤で使用個所を完全に洗浄したあとでお使いください。

潤滑性

ダイフロイルは温度および摺動速度に関係なく、ほとんど変らない摩擦係数をもっています

耐薬品性

腐食性の強い酸、アルカリ、酸化剤などに対して安定です。
たとえば190℃における98%濃硫酸や、沸点における濃アルカリ水溶液にも侵されません。

耐熱性、耐候性

ダイフロイルは熱に対しても強く、長時間の使用に耐えますが、250℃以上で徐々に分解が始まり、320℃を越えると分解が激しくなります。

ガスに対する安定性

ダイフロイルは臭素、塩素、フッ素をはじめほとんどの腐食性の強いガス中でも安定に使うことができます。
ただし、液状のフッ素や三フッ化塩素と触れることは避けてください。

• 計測機器への用途
• バルブ、コックへの用途
• 潤滑剤としての用途