1. 臭気の評価

人間の嗅覚に個人差があるため、ニオイの強度を数値で表すことが容易ではありません。
悪臭防止法の規制基準として、次の6段階臭気強度表示法が開発されました:

臭気強度 感じ方 市場例
 0 
   無  臭       ----
 1 
   やっと検知できる
 (検知閾値濃度)
  更衣室・レストラン
 2 
   何のニオイかやっと分かる
 (認知閾値濃度)
 会議室・ホテル
 3 
   楽に認知できる  パチンコ・スーパー・病院(病室)
 4 
   強く感じる  病院(検尿室)・老人ホーム(痴呆症)
 5 
   強烈に感じる  研究所(動物舎)・下水臭

評価方法として10人が臭気対象部屋に入室し、3分間で感じるニオイを上記の6段階で表します。


2. 脱臭の市場


  市場 主成分 空間濃度(ppm)

 病院(病理室)  ホルムアルデヒド 2〜4
 研究所(マウスルーム)  アンモニア 2〜3
 食品加工  アンモニア
 メチルメルカプタン
3〜5
0.1〜
 ハム加工  トリメチルアミン 0.2〜2
 鮮魚加工  トリメチルアミン 1〜2
 樹脂加工  スチレン 2〜4
 ゴミ処理  硫化水素 1〜
 動物舎  アンモニア 2〜4

 オフィス(タバコの煙)  アセトアルデヒド 0.05〜0.1
 更衣室  ノルマル酪酸 0.05〜0.1
 ホテル  イソ吉草酸 0.05〜0.1
 病院(病室)  アンモニア 0.5〜0.8
 老人ホーム  アンモニア 0.5〜0.8
 スーパーバックヤード  メチルメルカプタン  0.01
 トイレ  アンモニア 0.6〜1.0

3. 光触媒脱臭性能一覧表



物質名 分子式 臭気 評価
アンモニア NH3 刺激臭
アセトアルデヒド CH3CHO 不快刺激臭
酢酸 CH3COOH 刺激臭
硫化水素 H2S 腐卵臭
メチルメルカプタン CH3SH 腐った玉ねぎ臭
トリメチルアミン (CH3)3N 腐敗魚臭
ホルムアルデヒド HCHO 刺激臭
二酸化窒素 NO2 無臭
スチレン C6H5CH=CH2 スチロール臭
酢酸ブチル CH3COOC4H9 果実臭
ヘキサン CH3(CH2)4CH3 特異臭
メチルアルコール CH3OH アルコール臭
ピリジン C5H5N 特異臭
イソ吉草酸 C5H10O2 酸敗臭
二硫化メチル (CH3)2S2 特異臭

◎印:たいへん効果あり  ○印:効果あり  △印:やや効果あり